ぽっこり下っ腹とペタンコお尻の関係
お尻が垂れたり、四角くなってふくらみをなくしていくと、それに反比例するかのようにポッコリと膨らんでくるのが下っ腹です。 そうはいっても、お尻が垂れることとお腹がでることに直接関連があると考えている人は少ないのではないでしょうか?
北野 優旗
少し長いですけど、きっと身体のメンテナンスケアに役立ちますので、じっくり読んで一つ一つストレッチを試してみてください!
お尻の中にある骨盤が開くと、お尻は連動して平になったり垂れてしまうということは以前の記事で紹介しました。
お尻とお腹は深い関係
受け皿である骨盤が開くことで内臓が下へ落ち、お腹ポッコリの原因 になってしまうのです。 さらに内臓下垂は便秘の原因にもなります。 そのせいで代謝が落ちるとお腹のまわりの血行が悪くなり、脂肪がつきやすくなるのです。 お尻をダメにする骨盤の開きは、お腹ポッコリの原因でもあるのです。
背骨の歪みもお腹に影響あり
お尻が後ろに飛び出した出っ尻は、背骨をゆがませ、身体はその歪みをカバーしようと背骨周囲の筋肉を緊張させます。 するとバランスを取るために反対の腹筋がゆるみ、下っ腹が出てきてしまうのです。 さらに背骨が歪んでいると上体がねじりにくく、脇腹の筋肉も緩みがちになります。 最終的には、「 お腹ポッコリくびれナシ体型 」のでき上がりです。
要するに、お尻がダメになるとお腹周りもダメになるというワケです。 ウエストがキュッとくびれていると、お尻もカッコよく見えますよね。 これは単に見た目だけでなく、 事実キレイな形のお尻と、ウエストのくびれには関係がある からなのです。 ということは、反対にお尻の形をキレイにしていけば、下っ腹やウエストにもいい影響がでるということです。 お尻を締めれば、下がっていた内臓がもとの位置に戻っていき、便秘が解消されてお腹周りもスッキリ! されに腰の動きが良くなれば、脇腹の筋肉も刺激され、くびれも手に入って一石二鳥なのです。
「ポッコリお腹なら腹筋を!」は間違い
ポッコリ下っ腹対策として、多くの人がまず重い深辺、実施するのは腹筋運動でしょう。 でも、お腹を引っ込めるためには腹筋を鍛えなきゃ! と考えるのはちょっと待ってください。
腹筋の鍛え過ぎはNG
鍛え過ぎて腹筋が硬くなると、内臓の働きが悪くなり、結果的に代謝が落ちてしまうからです。 もちろん骨盤や内臓を支えるため、ある程度の腹筋は必要です。
ぽっこりお腹解消の正しい腹筋
効果 | ★★★★★ 5.0(5段階評価) |
難易度 | ★★☆☆☆ 2.0(5段階評価) |
姿勢 |
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方法 |
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回数 | 慣れてきたら2~3セットを繰り返す。 |
ポイント | ちょっとした合間には、おへそを中心にして、お腹を膨らませたりへこませたりするクセをつけると、腹直筋がまめに鍛えられます。 |
腹直筋の解剖図を動画で簡単解説
外腹斜筋の解剖図を動画で簡単解説
お腹には腸もみマッサージがベスト
ポッコリお腹の原因の一つは、腸の働きが低下していることです。 それを解消するためには、お腹を柔らかく保つのがベストです。 そのために最適なのがお腹のマッサージです。マッサージは筋肉をほぐし、腸の働きを活発にするだけでなく、下垂しがちな内臓を正しい位置に戻す役割も果たしてくれます。
下腹部が気になるときは、お尻をキレイにするエクササイズのついでにお腹をマッサージしてあげるだけでも十分なのです。 ダイエットというと、「ここを〇〇センチ細く!」とか「〇週間で〇キロ減!」というように、欠点を痛めつけるものが多いようです。 けれでもそういう目標はかえってストレスを生む場合もあります。 明確に「こうなりたい自分」のビジョンをイメージすることは大切ですが、あまり気合を入れすぎずに、気楽に続けていくようにしましょう。
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