北野 優旗
少し長いですけど、きっと身体のメンテナンスケアに役立ちますので、じっくり読んで一つ一つストレッチエクササイズを試してみてください!
O脚の原因は、姿勢とお尻の筋力低下
O脚は、脚が内側にねじれた歪み
O脚のメカニズムは、単純に膝が離れた骨格の歪みではありません。
自分の素脚を出して、鏡の前で見てみてください。
O脚に離れた膝を見てみると、どうです?膝のお皿が少し内側に向いていませんか?
そうなんです。
O脚は、骨盤周辺の筋肉がゆるんだ脚の内旋(内側のねじれ)が生じ、O脚形成を作りだしているのです。
O脚ではない正常な脚の人は、膝が正面に向き、両足がピタッとくっついているのです。
骨格標本の写真を見ると、膝頭(膝の皿)が正面の場合は両膝がくっつきます。
しかし、膝頭(膝の皿)が内側にねじれると、膝同士が離れていくのです。
これは大腿骨の骨格形状からのこのようなO脚現象が起こるのです。
なぜ、脚が内側にねじれてO脚になっちゃったの?
O脚の内側へねじれてしまう原因は、骨盤周辺の筋力の低下です。
脚を組んだり、横座り、ペタンこ座り、猫背をしていませんか?
普段の姿勢は、骨盤を内側ねじれに大きく歪ませます。
脚を組む姿勢、横座りの姿勢、ペタンこ座りの姿勢、猫背、全て脚を内旋(内側へねじる)させた姿勢です。
この状態で長時間テレビを見たり、スマホを見たり、パソコンをしていると骨盤、股関節の筋肉や靭帯を緩ませ内ねじれの形成を作ってしまいます。
また、適度な運動が続かず、体幹、骨盤周辺の筋肉が低下するとお尻も垂れ下がりなお、内側へ脚が引っ張られてO脚になってしまうのです。
- 脚を組んだり、横座り、猫背など、脚を内側へねじる姿勢が多い
- 骨盤周辺(お尻)の筋力低下で脚が内側へ向くように引っ張られ、膝が離れていく
バレエダンサーにO脚がいないことに着目
私ごとですが、10年ほど前にエクササイズとしてバレエスタジオに通っていたことがありました。
約一時間のレッスンですが、カラダはとてもリフレッシュできました。
その教室のレッスンで先生から何度も指導を受けていたことがあります。
それは、ターンアウトです。
ターンアウトとは「股関節を外向きに開くこと」。
「お尻の筋肉を引き締めながら、膝裏を合わせるように」と指導を受けていました。
なかなか大変で最初は足も左右に開かず、O脚の私が膝も合わすことなんて到底できませんでした。
指導して下さる先生の立ち姿、脚のバランスを見習ってがんばりました。
そこでふと気づいたんです。
「バレエダンサー先生方、生徒さんの脚をみて、O脚がいない!」
皆さん、お尻がキュッと締まって、背筋は伸びて、スラっと伸びた脚をしています。
どこにも私みたいなO脚なんていませんでした。
なるほど!私は気づきました!
バレエのターンアウトの動きがO脚の歪み(内側ねじれ)を矯正していたのです。
O脚を改善する方法はターンアウトのような「外旋運動」が効果的だ!
一昔前までは、脚の内転筋を鍛えればO脚は改善すると言われてきた。
しかし、O脚はただ単に膝が離れているのではなく、実は、内側にねじれながら膝が離れているのです。
内転筋を鍛えても意味がないのです。
むしろ、内側のねじれを矯正する外旋筋を鍛えなければならないのです。
ターンアウトとは骨盤周辺(お尻)の筋肉を締めながら脚を左右に開きます。
その際に使われる筋肉が、大殿筋、中殿筋、骨盤底筋、梨状筋といった足を外へねじる外旋筋です。
外旋筋は、大腿骨と骨盤を結ぶ写真の赤色の筋肉です。
脚を外へ開く際に赤色の外旋筋を使います。
この骨盤周辺の外旋筋(お尻の筋肉)を鍛えることで、O脚の内側のねじれが元の位置へと誘導され解消されるのです。
さらにお尻がキュッと締まって、背筋は伸びて、スラっと伸びた脚のプロポーションをつくるのです。
では、O脚を矯正するためのターンアウトを誰でも簡単に行えるよう工夫したエクササイズを紹介したいと思います。
O脚を改善しよう!ターンアウトエクササイズで骨盤周辺の外旋筋エクササイズ
❶ゴムバンドでターンアウトO脚矯正エクササイズ
ゴムバンドを両足のつま先付近につけます。
背筋を伸ばして、真っすぐ立ちます。 エクササイズ方法踵を軸に左右の足を開くところまで開きます。理想は片足45度以上の角度まで開くといいでしょう。開いた状態で1秒キープし、元のそろえた足に戻します。これを15回繰り返します。 回数15回×2セット ポイントお尻の筋肉を意識して、しっかり締めながら開きます。
足を元の位置に戻したときもお尻には力を入れたまま繰り返し行いましょう。
また足を開く際は、膝が曲がらないように脚は伸ばしきって、膝の裏を合わすイメージで行います。
※実際に膝裏を合わせるのは無理ですが、イメージすることで、より骨盤周辺の外旋筋(お尻の筋肉)を締めてエクササイズをすることができます。
骨盤周辺の大殿筋、中殿筋、骨盤底筋、梨状筋といった外旋筋を鍛えることでO脚の内側のねじれが解消します。自然とO脚の特徴である両ひざの隙間がなくなり、まっすぐな脚へ矯正されます。
❷LEGOOL(レグール)のターンアウトを使うと、より簡単で短期間でO脚矯正
公式 QITANO STORE Amazon【国立香川大学と共同研究・特許取得】お尻エクササイズで、骨盤を正しい位置に引き締める(産後の骨盤・大転子の歪み・ヒップアップ・下半身痩せ)
レグールの底の回転台にスプリングが設置され、適度な効力を骨盤に感じることができます。
レグールはQitanoが開発した健康器具です。
バレエのターンアウト理論を基に開発し、短期間で効果的なO脚矯正を実現することができます。
さらにこのレグールを使うことにより、さらなるスタイルアップ効果6つのメリットがあります。
公式 QITANO STORE Amazon【国立香川大学と共同研究・特許取得】お尻エクササイズで、骨盤を正しい位置に引き締める(産後の骨盤・大転子の歪み・ヒップアップ・下半身痩せ)
回転軸が踵ではなく土踏まずになるため、正しい外旋運動ができます。膝や股関節を痛める心配もなく、乗ればだれでも簡単に骨盤周辺の大殿筋、中殿筋、骨盤底筋、梨状筋といった外旋筋を鍛えることできO脚をより短期間で矯正することができます。
また、ゴムバンドを利用する際と比べて準備の手間も省けるメリットは大きいと思います。
自分でO脚矯正なら「バレエ」ストレッチ体操方法2選!のお悩みQ&A
20代 女性
レグールとゴムバンドでした場合の違いは他にありますか?
北野 優旗
レグールは「スムーズな回転」でありながら「適度なスプリング負荷」があります。
バランスを崩す心配がないので、誰でも簡単に正しいターンアウトエクササイズが実現します。
また正しく行えることで骨盤の骨盤底筋(インナーマッスル)までアプローチすることができます。
女性にとって骨盤底筋は内臓を支える重要な筋肉です。
ぽっこりお腹や姿勢の改善、骨盤矯正(産後もOK)に効果が得られます。
30代 女性
どのくらいの期間でO脚は改善しますか?
北野 優旗
このターンアウトエクササイズを行うと1カ月~3カ月ほどとお考え下さい。
個人差もありますが、早くて2週間でO脚が改善した方もいれば、半年以上かかる患者さんもいます。
骨盤や股関節のずれを改善していきますので、短期間で改善するのは、お勧めできません。
ゆっくり正しい筋肉をつけながら矯正すると全身のスリムアップにもつながると思います。
40代 男性
男でも効果はありますか?
北野 優旗
私が27.0cmの足のサイズです。私も使っていますので27.0cmまでの足サイズであれば大丈夫だと思います。
香川大学と女性向けに開発しておりますので、多少スプリングの弱さを感じるかもしれませんが、左右開くことに意識して頂ければ十分骨盤周辺の筋肉が働いていることを感じると思います。
また男性は筋肉や靭帯が女性よりも硬くて強いため、回数と日数はかかるとお考え下さい。
自分でO脚矯正なら「バレエ」ストレッチ体操方法2選!1カ月で実感!のまとめ
まだ他のサイトや商品では、O脚を矯正するために「内転筋(内もも)を鍛えろ」という間違った情報もあります。
正しい矯正方法は、O脚は内ねじれを解消するために、骨盤周辺の外旋筋を鍛えることです。
もちろんバレエ教室に通い、先生の正しい指導の下ターンアウトレッスンを受けるのも良いと思います。
自宅でマイペースにO脚矯正エクササイズを行いたい場合は、LEGOOL(レグール)やゴムバンドで行ってみてください。
自分のO脚を改善しようと長年研究して、LEGOOL(レグール)という製品を開発致しました。
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